トレタ データサイエンス研究所

Report
2018年8月7日

多摩美術大学 CVWS の講評会に参加してきました

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私たちトレタデータサイエンス研究所が、授業協力としてデータを提供していた多摩美術大学のクリエイティブビジュアライゼーションワークショップ (以下 CVWS) の講評会に参加しました。

CVWS 参加者の作品ブースの様子

CVWS は多摩美術大学情報デザイン学科が開講する「Creative Coding (コードを書くことで表現活動を行うこと)」と「Data Visualization (コードによるビッグデータなどの可視化)」を合わせて、「情報の可視化による表現活動」を行うことを目的とした授業です。

講評会に参加してみて

当日は多摩美術大学のオープンキャンパスでもあり、気温の高いなか、キャンパス内も負けないくらい熱気につつまれていました。講評会もみなさんそれぞれ製作に至るまでのデータのとらえかた、思考プロセス、授業を通して学んだことをどう活かしたのかなどが話され、永原教授、山辺さんからの講評とのやりとりが、CVWS の取り組みの魅力を感じる良い機会となりました。

講評会での永原教授、山辺さんからの講評
講評会の様子

私も各作品を拝見して、思ったことや質問などをお話しさせていただき、急な質問にも関わらず丁寧にお答えいただけたことからも、いかに彼等が深く考え、プログラミングしているのかがよくわかりました。

特におもしろいなと感じたのが、データをの受け止め方の時間がみなさんそれぞれ違ったというところです。例えば、データをまず可視化してみることで、テーマを導き出し表現を磨いていく方法と、データの特性をとらえ、テーマを設定してどう表現するのかを考えるのでは、データへの接し方が大きく異なります。

データをどのようにとらえ、テーマを導き出したのかなどを説明

飲食店の予約データは「食事する」という行為ための約束である。「食事する」ことは生きるための営みであり、その生きるためにとる人の行動がデータに表れているのだ。そうとらえることで、抽象度の上げ下げを行い、表現の可能性を広げる。実際にあった作品では、電子顕微鏡を通してみる細胞の動きのように予約データを見せるというものもありました。学生のころに観て大きく影響を受けたチャールズ, レイ・イームズの作品 Powers of Ten を思い出しました。

表現の工夫、取り組んでみて感じたことなどを発表
とらえかたや表現はみなさんそれぞれ

作品はどれも魅力的で、普段、サービスを通してデータを見る機会の多い私にとって、違った軸で見るきっかけになり多くのインサイトを得られました。作品のなかには没入感を得られるもの、データの抽象度を変えてみるきっかけを得られるもの、視覚以外の感覚でデータを感じられるものなど多様でした。どの作品も、単にデータをオブジェクトに投影しただけではなく、細部の表現、パフォーマンスなどの工夫がみられました。ぜひオフィスのウェイティングスペースに投影してみたいです。

さいごに

授業協力というかたちではありましたが、私たちにとって単なるデータ提供ではなく、データを見る抽象度を変えるきっかけになったり、見せ方としてのヒントも得られました。こうした取り組みを通じて、トレタのサービスデザインにも良い刺激があると良いなと考えています。また、今後も授業協力にとどまらず、共同研究などの取り組みを大学や、外食につながる人の移動や店内環境設備などの企業とも行っていきたいです。

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上ノ郷谷 太一
この記事を書いた人

CDO 最高デザイン責任者 デザイン部 部長

2005年よりSix Apartでユーザーインターフェイスデザインなどに携わる。 その後2013年よりクックパッドで海外向けサービスのデザインのほかコーポレートロゴのデザインなどブランディングを担当。 2015年3月トレタにCDO(最高デザイン責任者)として参加。

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